伏見区醍醐駅近くの歯科(歯医者さん)まぶち歯科医院です。小児歯科治療、矯正治療などに力を入れております。お気軽にご相談ください。

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子供の歯~治療から全身の健康まで

歯並びから考える子供の歯の健康

歯並びから考える子供の歯の健康
子供の健やかな成長は、親御さんの何よりの願いです。

そんなお子さんの歯に関して、お父さんお母さんが気になるところといえば虫歯でしょうか?
でも、近年、子供の虫歯は減っています。
それとは対照的に、歯並びの悪い子供は増えています。

なぜか?
食習慣の変化など複合的な理由により、アゴが小さくなって、歯が並びきっていないからです。
「歯並びが悪いことで困るのは、見た目だけじゃない?」
実は最近の研究で、見た目だけでなく人生の長きに渡って健康面に影響を与えることが分かってきています。

歯並びが悪いことで困ること

歯並びと呼吸は密接に関係しています。
下記のようなことと歯並びは大いに関係しているのです。

・鼻閉(びへい:鼻の空気の通り道が狭い状態、歯並びが関与します)よる口呼吸
・鼻粘膜アレルギー
・睡眠障害
・いびき
・集中力の欠如

同じ人生を送るのでも、酸素がよく行き届く「呼吸を確保することで、質の高い時間をすごせます。
鼻呼吸による空気の通り道を確保し、酸素が行き届く人生を少しでも長く送れるようにしてあげたい。
そんな理由から、まぶち歯科医院では早めの矯正治療をお勧めしています。

早め矯正治療がどうしていいのでしょうか?

乳歯が生えそろってから、永久歯と乳歯の混ざった時期(混合歯列期)を経て、永久歯が生えそろう時期(永久歯列期)を迎えます。

アゴには上アゴ、下アゴがあり、上アゴの発育は9歳までにほぼ止まり、下アゴの発育は20歳まで成長します。

歯の並びが悪い場合や全身的に問題がある場合は、早めにアゴを大きくする治療をお勧めします。
成人してからの矯正治療は、抜歯しないと歯列を整えることができない場合が多く、費用もかかります。

アゴを大きくする治療では、抜歯する必要が殆どありません。
また、ワイヤー(マルチブラケット)を使用した矯正治療は治療費として100万円前後しますが、顎拡大法の治療費はワイヤー矯正の3分の1ほどで済みます。(個人差があります)

当医院では、矯正装置以外にも従来の口腔筋機能訓練法、パタカラ(摂食機能訓練装置)やガムトレーニング法、レーザー療法、あいうべ体操(今井一彰先生考案)などの新しい訓練方法にも取り組んでおります。

歯並びから考える子供の歯の健康

子供の咬み合わせの研究をライフワークとしている院長が所属しております「子供の咬合を考える会」のページもあわせてご覧くださいませ。
子供の咬合を考える会へ

お子さんを虫歯から守るための5つの方法

虫歯になりにくい歯にするためには、日々の歯磨きや習慣を見直し、しっかりと予防処置を行うことがとても大切です。
まぶち歯科医院では、大事なお子さんの歯を守るために5つのことをお勧めしています。

1.フッ素塗布

フッ素とは体に吸収される自然に存在している物質で、歯を丈夫にするものです。
歯にフッ素を塗ることにより、歯を酸に溶かされにくくし、歯の再石灰化を促進させ、虫歯になりにくくします。

【フッ素に関する注意点】
・フッ素を塗布した後は、30分間飲食を控えて下さい。
・フッ素を塗れば100%虫歯にならない、というものではありません。
・フッ素を塗布しても歯磨きや食生活に気を配らないと虫歯になってしまいます。
・フッ素に即効性はなく、繰り返し塗布することで効果が現れます。

2.シーラント

奥歯の表面の溝は歯垢が溜まり易く、虫歯になりやすい場所です。
シーラントとは、その虫歯になりやすい場所を虫歯になる前に白い「レジン」という歯を詰める時に使う材料を使って埋めて、虫歯菌が入り込まないようにすることです。
特に、生えて間もない奥歯の永久歯(6歳臼歯)は磨きにくく、虫歯になりやすいので有効な予防方法といえます。

3.正しい生活習慣

「だらだら食いをしない」
「甘いものを摂り過ぎない」
「正しい歯磨きを行う」
「よく噛んで食べる」

虫歯予防には正しい食生活が一番大事です。
毎日のちょっとした努力で虫歯は予防出来るのです。

4.定期健診&クリーニング

虫歯になったとしても、初期段階で見つけられれば痛みを感じない程度削ればいいだけですみます。
虫歯があるかないかをチェックしたら、普段の磨き残しをきれいにする歯磨きのプロ、歯科衛生士にクリーニングをしてもらいましょう。
歯科衛生士に歯をキレイにしてもらえれば、鬼に金棒です。

5.正しいブラッシング

ブラッシング指導を、定期健診と一緒に受けましょう。

ブラッシングの3つの基本

  • 毛先を歯の表面にきちんと当てて磨く
  • 軽い力で磨く
  • 小さな往復運動で磨く

ウ蝕(虫歯)になりやすい箇所

  • 臼歯の噛み合わせの溝
  • 歯と歯の間
  • 歯と歯肉の境目
  • 各歯列期でのブラッシングの実践

時期別磨き方のポイント
乳歯歯列 (0才~6才)

かわいい歯が次々に生えてきますが、お父さんお母さんも分からないことが多いと思います。
よく聞かれることをまとめてみました。

仕上げ磨き時の姿勢は?
こどもの口の中がよく見えるような状態(寝かせるか保護者によりかからせる)で磨きましょう。
ハミガキ嫌いにしないためには?
唇を横にむりやり引っ張って歯ブラシを入れたり、歯肉に歯ブラシがぶつかると痛がります。
習慣にするために
食事は時間と場所を決めて規則正しく、よく噛んで食べ、食べたら『自分で楽しく』磨くように工夫しましょう。
こどもがきちんと磨けるまでは、仕上げ磨きをしてあげましょう。

【磨き方】前歯や臼歯の頬側面を磨くときは、人差し指を歯肉に軽く当てて、指に沿って歯ブラシを動かします。

混合歯列 前期(5才~9才)

永久歯が生え始めます。
鏡を使って歯が磨けているかどうか、こども自身が自分でプラークコントロールできるように保護者がサポートしましょう。
特に大切な第一大臼歯(6才臼歯)が生えてきます。
生えるのに1~1年半くらいかかり、歯ブラシが当たりにくい期間が続きます。

【磨き方】歯ブラシを斜めに入れて噛み合わせにあて、毛先を細かく動かして磨きます。

混合歯列 後期(8才~12才)

小学校4年生頃になると保護者の管理を嫌がったり、自分でお菓子を食べるなど生活に変化が生じ、ウ蝕(虫歯)になりやすい危険な時期です。
「自分の歯は自分で守る」自覚を持たせる工夫をしましょう。
歯が抜けかわり、歯並びは凸凹になっています。

【磨き方】
●歯ブラシを横にあて、左右に細かく動かして磨きます。
●歯ブラシを縦にあて、ワキ部や先端あるいは、後端部を上下に細かく動かして磨きます。